ストレスと一括りに言っても種類は様々。
外的ストレス、内的ストレスなどの身体的ストレスや、
社会的ストレス、心理的ストレスなどの精神的ストレスなど…。
これらは私たちが生きていく中で常に感じ続けるものであり、
適度なストレスであれば身体の活性化や機能向上に繋がります。
これは人生においてとても必要なことで、例えば
何か目標を立てたり、夢を持ったり、スポーツをしたり…
それが自分を奮い立たせてくれたり元気にしてくれたりと
自分にとってのいいスパイスになるのです。
しかし、過労、悪い人間関係、不安感などによる
強いストレスや長期化したものは「悪玉ストレス」となり、
ストレスを感知する脳の視床下部に支障が出てきます。
これによりホルモンの調節や情動行動、摂食行動、
飲水行動、性行動、睡眠などのあらゆる本能行動を発信する役割が
上手くコントロールされなくなると日常生活において自律神経が乱れ始め、
欠食がちになったり身体や心が苦しくなったり
やる気をなくしたりといった鬱症状が表れたり、
睡眠時間が短くなり、体が疲れやすくなったりと様々な症状が…。
すると更なるストレスの蓄積、そして過労や障害、
免疫力低下などといった負の連鎖が生まれてくるのです。
また、強いストレスにより体内栄養が使われ、
各器官へ負担が掛かることで代謝が落ち、それがメタボの要因になったり
酷い場合はパニック障害や自律神経失調症などの精神疾患にも。
ストレスと心身は共に影響を与え合う密接な関わりを持つのです。
つまり規則正しい生活を心掛けるということが私たちにとって必要不可欠。
活動すべき時間に活動し、休むべき時間に休むといった
自律神経の「日内リズム」が整えられると
きちんと決まった時間に食事ができ栄養もしっかり吸収され、
その結果心身の健康に繋がり、そのような日々の中での適度なストレスは
いい刺激となって私たちの人生の活力となるのです。