Column

400mH大林督享選手 コラム

vol6. 記録の変化[⾼校編]

「どうしたら速くなれるだろうか?」
「どんな練習をしたらいいのだろうか?」

中学での練習の継続の成果が⾼校に⼊り少し花開きます。
⾼校⽣になると、現在私がオリンピックを⽬指している400mHという種⽬に出場できるようになります。
100m⾛よりは400mの⽅が得意で、ハードルは⼩学の頃からしていたので
「この種⽬が⾃分に適正かな。」と思い、専⾨種⽬として始めました。

まさか中学の頃、部内で⼀番遅かった⾃分が⾼校で全国⼤会に出場できるとは思ってもいませんでした。
⾼校2年⽣の夏、全国インターハイ出場を決め、初めての全国⼤会を経験しました。
その年の秋に⽇本ユース選⼿権⼤会に出場し、2度⽬の全国⼤会で第7位に⼊賞する事ができました。
⾼校ではこれが最⾼成績でしたが、このときから全国⼤会で勝負するということを意識して練習に取り組むようになりました。

三年間、練習メニューは⾃分で⽴て、1⼈で⾛りこむ事がほとんどでした。
なぜなら⾼校の陸上部員数は多い時期で15⼈程度、少ない時期は5⼈しかおらず男⼦短距離は1⼈の時期もありました。
さらに顧問の先⽣は⼈事異動の関係で⼀年ごとに変わってしまいました。

それぞれお世話になった顧問の先⽣は真摯にご指導してくださり、そのおかげで様々な指導や意⾒、⼈と⼈の繋がりをいただく事ができ、幅広い経験ができました。
「どうしたら速くなれるだろうか?」
「どんな練習をしたらいいのだろうか?」
と陸上関係の様々な先⽣に聞きに⾏き実践してみました。
このアクションをとることは今でも⼤切だなと思います。

疑問や悩みを抱える中⾼⼤学⽣の皆さん、ぜひ周りの⼈に⼀度相談してみましょう。

当時は理由もなくがむしゃらにいろんな練習をしたり、振り返れば「あれは効率が悪かったなぁ」とか「意味あったのだろうか」と思うようなこともたくさんしていました。
いや、今でもあります。
どれも無駄だったとは思いません、むしろ⾃分なりに考え、いろんなことに挑戦する⼒が⾝につきました。
⾼校卒業後はご縁があり近畿⼤学へ進学し競技を続けることになります。

⾼校⽣の時の⾝⻑と体重、⾃⼰記録
■⾼校1年/164.4cm 54.4kg
400m/54秒37
400mH/55秒93

■⾼校2年/167.1cm 59.8kg
400m/50秒19
400mH/53秒02

■⾼校3年/167.7cm 57.8kg
400m/49秒24
400mH/53秒00

2024年パリオリンピック陸上競技
400mH日本代表を目指します

⼦供のころに夢みたオリンピック。私はその舞台で⾛りたいという強い気持ちがあります。
次は2024パリ五輪。私は⾃分⾃⾝の可能性を信じています。4年に1度の舞台に向かって挑戦できるチャンスは多くありません。そしてこの挑戦には私1⼈の思いだけでは挑めません。
五輪は私の⽬標ですが、皆様とその喜びと感動を分かち合う事ができるよう⽇々全⼒で挑戦していきます!
大林 督享 Profile
プロ陸上競技選手 400mH専門
香川県 丸亀市出身
  • 2014年
    香川県立丸亀城西高等学校卒業
  • 2018年
    近畿大学 法学部 法律学科 卒業
    石丸製麺株式会社 陸上競技部 所属
保有資格
  • 高等学校第1種免許 地歴科 公民科
  • NESTA PFT (フィットネストレーナー)

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