Column

400mH大林督享選手 コラム

vol8. 怪我をしたとき

もし怪我をした場合、とことん落ち込んでください。
皆さんは怪我の経験はありますか?
怪我にも種類は様々です。
⽪膚、筋⾁、腱、神経、⾻などの部分で、運動に⽀障のあるものからないものまで。
未然に防げるものも、対⼈スポーツ等ではそれが難しい場⾯もあるでしょう。
当然怪我のショックは⼤きいですし、競技が出来ない時間のことを考えると怪我がないに越した事は無いと思います。
ですが世界のトップアスリート級の選⼿でも絶対怪我しないということはありません。

もし怪我をした場合、落ち込むはずです。それでいいと思います。とことん落ち込んでください。
次に向けて気持ちを切り替えるためにです。

どう気持ちを切り替えて、前に向くことができるかで、怪我の回復速度や回復後に差が⽣まれると思います。
まず怪我の評価についてですが、よく「これくらいの痛みだったら⼤丈夫」や「しばらく我慢すれば⼤丈夫だろう」など⾃⼰判断での評価で怪我の悪化や完治が伸びるケースがあります。
感覚的なものや願望で怪我はごまかせません。
まず医療の専⾨家の正確な診察や評価を受け、現状を把握した上で競技に取り組む事が⼤切です。

そして怪我中にできること、それは

  • 怪我を速く治すための事。
  • 競技や⾃分の分析。
  • できる範囲のトレーニング。
まず怪我をした部分を早く治すためにできることを考えます。
⾷事、栄養、サプリメント、⼊浴、睡眠、整⾻院、⽣活意識など、他にもたくさんありますが、⾝体の治癒⼒、免疫⼒を⾼めるために変えられることはすべて考えてみるといいと思います。
全⼒で怪我を治そうという意識が実際に怪我の回復を早めていくと思います。

次に競技や⾃分の分析です。
まず⾃分がなぜ怪我をしたのか。どういう癖や短所があって怪我に繋がったのか。
また短所ばかりではなく⾃分の特徴や⻑所も振り返るといいでしょう。
そうすれば⾃分の改善点や強みの部分が⾒え、次にやるべきことも⾒えてきます。
そもそも早く⾛るためにはどうしたらいいのか。競技の知識も⾝につける事ができる機会です。

そして最後にできる範囲でのトレーニングです。
痛みのない範囲でのトレーニングは⾏いましょう。
例えば⾜の筋⾁を痛めているのであれば腹筋や体幹トレーニングなどは朝も昼も夜も⼈⼀倍できることでしょう。
そして早く回復させようと努⼒していれば次々に練習のステップを上げていけると思います。

2024年パリオリンピック陸上競技
400mH日本代表を目指します

⼦供のころに夢みたオリンピック。私はその舞台で⾛りたいという強い気持ちがあります。
次は2024パリ五輪。私は⾃分⾃⾝の可能性を信じています。4年に1度の舞台に向かって挑戦できるチャンスは多くありません。そしてこの挑戦には私1⼈の思いだけでは挑めません。
五輪は私の⽬標ですが、皆様とその喜びと感動を分かち合う事ができるよう⽇々全⼒で挑戦していきます!
大林 督享 Profile
プロ陸上競技選手 400mH専門
香川県 丸亀市出身
  • 2014年
    香川県立丸亀城西高等学校卒業
  • 2018年
    近畿大学 法学部 法律学科 卒業
    石丸製麺株式会社 陸上競技部 所属
保有資格
  • 高等学校第1種免許 地歴科 公民科
  • NESTA PFT (フィットネストレーナー)

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