Column

400mH大林督享選手 コラム

vol3. 冬季練習について

⾃分の⻑所のどの部分を伸ばし、短所のどの部分をどのように改善するか
屋外の陸上競技のシーズンはおおよそ3⽉〜11⽉上旬までになっています。
気候が⽐較的暖かい時期しか記録が出ない事と怪我のリスクがあるからです。
11⽉〜3⽉の間は次シーズンに向けての準備期間です。
この時期をどう過ごすかが次シーズンの結果に⼤きく影響してきます。

それはなぜかというと、
試合期の練習は基本的に試合に向けてスピードを⾼めたり、細かい技術の調整で、試合で⼒を発揮するために⾝体を研ぎ澄ませる練習が主です。
冬季練習はその⼟台作りです。
基礎体⼒を向上させる。パワーをつける。⾛りのフォームを変える。技術を⾝につける。
などの事をじっくり時間をかけて反復していく作業です。

次年度の試合で発揮するための⼒の⼟台を作るという意味で冬季練習は⾮常に重要です。
このときに⼀番重要なポイントは⾃分の⻑所のどの部分を伸ばし、短所のどの部分をどのように改善するか、新フォームのイメージはできているかなど、次年度になりたい⾃分が決まっているかです。
それらを決めず、与えられたメニューをこなしているだけだと仮に記録が伸びたとしても、なぜ⾃分の⾜が早くなったのかが⾃分でわからないままの状態で、記録が停滞したときや不調の時に脱出が困難になると考えます。
逆になりたい⾃分が決まっていれば練習メニューや意識はある程度定めていく事ができるでしょう。
苦⼿なことを克服するための冬の練習は本当に苦しくて⾟いものになると思います。

1⼈では⼼が折れそうになる時は仲間と⾼め合いながら。
次シーズン、今までの⾃分を超えられると信じて頑張りましょう。

2024年パリオリンピック陸上競技
400mH日本代表を目指します

⼦供のころに夢みたオリンピック。私はその舞台で⾛りたいという強い気持ちがあります。
次は2024パリ五輪。私は⾃分⾃⾝の可能性を信じています。4年に1度の舞台に向かって挑戦できるチャンスは多くありません。そしてこの挑戦には私1⼈の思いだけでは挑めません。
五輪は私の⽬標ですが、皆様とその喜びと感動を分かち合う事ができるよう⽇々全⼒で挑戦していきます!
大林 督享 Profile
プロ陸上競技選手 400mH専門
香川県 丸亀市出身
  • 2014年
    香川県立丸亀城西高等学校卒業
  • 2018年
    近畿大学 法学部 法律学科 卒業
    石丸製麺株式会社 陸上競技部 所属
保有資格
  • 高等学校第1種免許 地歴科 公民科
  • NESTA PFT (フィットネストレーナー)

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